ジカ熱被害「まだ氷山の一角」 新たに胎盤不全や死産確認「明確に因果」

SANKEI_EXPRESS__2016(平成28)年3月8日付EX(1面)
SANKEI_EXPRESS__2016(平成28)年3月8日付EX(1面)

 中南米を中心に大流行の兆しをみせる感染症「ジカ熱」。妊娠中の感染と子供の「小頭症」との関連が指摘される中、米などの研究チームが、さらに深刻な健康被害を引き起こし、死産のケースも確認したことを明らかにした。ジカ熱は未解明の部分が多く、ワクチン実用化にはまだ2~3年かかる見通し。研究グループは「今回判明した例は氷山の一角だ」と警告したうえで、徹底した感染防止策が必要だと注意を促している。(SANKEI EXPRESS

感染者の3割に

 ロイター通信や米ネイチャー系ニュースサイト「ディスカバリー・ニュース」などによると、ジカ熱による胎児の死亡例を確認したのは、ブラジル・リオデジャネイロにある「フィオクルーズ研究所」と、米カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)の研究者らの混成チーム。調査・研究結果は、米週刊医学誌「ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載された。