難読地名を行く-茨城編

難易度全国レベル 水戸市木葉下町(あぼっけまち) 山麓の地形に由来?!

 確かに周辺には、朝房山(あさぼうやま、201メートル)や、里山の地形を利用している水戸市森林公園などがあり、市民の憩いの場になっている。崖のような地形もあり、そこにあった大樹が由来なのだろうか。

 同書では、「朝房山の下にあることから、アボ下の地名が起こったとも考えられる」と、別の説も紹介している。先の説よりは、「あさぼう下(した)」が転化して、「あぼっ下(け)」となったという説の方がしっくりとくるが、「木葉」という漢字を使った説明がつかない。

 他にも、地元住民の間には、「崖を意味するアイヌ語から由来している」との説も伝えられているという。これらの説を総合して考えると、朝房山の山麓に広がる当地の地形が鍵を握っているのだろう。それ以上のことは、複数の文献や住民を当たってみても分からなかった。

(水戸支局、桐原正道)