栃木女児殺害事件公判・第1週

勝又被告は「殺してません」と肩を震わせた 検察はNシステム記録など証拠を次々に提出し…(2月29日〜3月4日)

殺人罪に問われている勝又拓哉被告
殺人罪に問われている勝又拓哉被告

 平成17年に起きた栃木県今市市(現日光市)の女児殺害事件で殺人罪に問われた栃木県鹿沼市、無職、勝又拓哉被告(33)の裁判員裁判が2月29日、宇都宮地裁で始まった。初公判で、勝又被告は「殺していません」と無罪を主張。有力な物証はなく、捜査段階の自白の信用性と任意性を争点に、検察側と弁護側の主張が真っ向から対立する裁判は、3月22日の結審まで15日間開かれる長丁場だ。判決は31日に言い渡される。

 ●2月29日

 被告、罪状認否後に涙。記者をにらみつける視線も

 42席の一般傍聴席を求めて913人が長い列をつくった初公判。午前10時に開廷し、検察官の起訴状朗読後、松原里美裁判長に「意味は分かりますか」と問われ、「分かります」と勝又被告。さらに「違っている内容はありますか」「殺していません」。はっきりとした口調で答えた。遺体遺棄現場に行ったのかと問われると、「行ってません」と淡々と応じた。

 事件は17年12月1日に発生。吉田有希ちゃん=当時(7)=が下校途中に行方不明になり翌2日、茨城県常陸大宮市の山林で遺体が見つかった。起訴状によると、勝又被告は2日午前4時ごろ、遺体発見現場付近で有希ちゃんの胸をナイフで多数回刺し、失血死させたとしている。

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