栃木女児殺害事件公判・第1週

勝又被告は「殺してません」と肩を震わせた 検察はNシステム記録など証拠を次々に提出し…(2月29日〜3月4日)

 検察官は、遺体には12個の刺し傷があり、完全に心臓を貫いていた状況を説明。傷を負って5分以内に死亡していることなどを説明。凶器の説明など細かい説明に入ると、勝又被告がメモを取り、弁護士にメモの内容を見せる一幕もあった。

 その後、宇都宮市内のレンタルショップ元店長が証人として出廷した。検察側は、有希ちゃんを連れ去ることが可能だったことを立証するため証人申請。元店長は「(事件当日の)利用履歴が残っており、被告は当日、店に来ていたと思う」などと述べた。

 また、当時の県警捜査1課の警察官が出廷。遺体遺棄現場での車のライトを使った照射実験について証人尋問が行われ、裁判員からも「この検証実験が行われた26年までに、ほかに実験はあったか」と質問。警察官は「この実験が初めてと聞いている」と答えた。

 ●3月1日

 秘密扱いのNシステムの記録が法廷に

 現場を指揮した警察官が検察側証人として出廷、自動車ナンバー自動読み取り装置(Nシステム)の記録に関して証言した。通常、秘密扱いにされているNシステムの記録が公判で利用されるのは異例だ。証言した警察官は、Nシステムについて「機械に照会すれば設置場所を通過した車のナンバーや日時、進行方向が分かる」とした上で、「秘匿性が高く、設置場所の情報が公になれば犯罪者に悪用されると聞いている」と説明した。

会員限定記事会員サービス詳細