栃木女児殺害事件公判・第1週

勝又被告は「殺してません」と肩を震わせた 検察はNシステム記録など証拠を次々に提出し…(2月29日〜3月4日)

 勝又被告の罪状認否に続き、弁護人は「被告は無実。連れ去り、わいせつ行為、殺害も死体遺棄もやっていない。事件とは全く無関係」と述べた。弁護人が席に着くと、涙を流し始めた勝又被告。時折、肩を震わせる場面もあった。

 弁護人の一木明弁護士らは公判後、「今まで真実を述べたくても述べられなかった気持ちがあの場で抑えきれない感情として出たのではないかと思っている」と話した。

 ただ、その後は落ち着いた表情に戻ったり、傍聴席に目をやったりして、弁護人による冒頭陳述の際は、弁護人をまっすぐ見つめていた。午前中、いったん休廷になった際には傍聴席を見渡し、報道関係者の席に鋭い視線を送った。

 検察、弁護側双方の冒頭陳述に続いて、午前中から証拠調べが始まった。失踪地点や遺体遺棄現場の位置関係を示した地図や写真などが示された。勝又被告は表情を変えず、モニターをじっと見つめていた。

 検察官は、有希ちゃんが失踪した直後の午後3時ごろに若い男が運転する白いセダン車の目撃談なども説明した。

 午後の証拠調べでは、検察側が遺体の遺棄状況や遺体の傷の状況を説明する際、傍聴席用モニターの画面が消された。有希ちゃんの遺体の写真が被告人側のモニターに映し出されると、勝又被告は表情を曇らせるが、じっと画面を見る態度は変わらなかった。

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