厚生労働省は4日、第二次大戦後に旧ソ連に抑留され、シベリア地域と樺太地域で死亡した日本人66人を新たに特定し、都道府県別の出身地とともにホームページ(http://www.mhlw.go.jp/)で公表した。
ロシア側から提供され、厚労省が昨年4月末に公表した約1万人の名簿などを国内の資料と照合し、漢字表記による個人名を確認した。抑留死亡者の特定はシベリア地域(モンゴル地域を含む)で3万9439人、樺太などそれ以外の地域で903人となった。
公表された66人は次の通り。(漢字の字体は厚労省発表に基づく。敬称略)
◇シベリア地域(53人)
【岩手】千葉慶勝、氣田耕三、菊地進
【宮城】渡辺鐵男、高橋昭二
【秋田】千葉三治
【山形】寺嶋成雄、松田正男、石黒長治
【茨城】服部良雄
【栃木】高橋芳久、田代節夫、水沼照明
【群馬】堀越三郎
【埼玉】和田昇
【千葉】武田豊
【東京】倉持邦夫、小貫廣光
【新潟】安藤光夫、相波孝一、小暮明
【静岡】海老名伊吉
【三重】西井力松
【大阪】山口利孝、木戸政次郎、小杉徳太郎
【兵庫】有光時敏、本嶋正、瀧内清
【奈良】岡村弘
【和歌山】谷口忠男
【鳥取】福本清
【岡山】佐藤喜三治、三島寛