球界常識ヒジョーシキ

小柄な大先輩…平野恵一の「応援歌」、オリの西野が継承

【球界常識ヒジョーシキ】小柄な大先輩…平野恵一の「応援歌」、オリの西野が継承
【球界常識ヒジョーシキ】小柄な大先輩…平野恵一の「応援歌」、オリの西野が継承
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 プロ野球の試合で必ず耳にするのが、打席に入った選手ごとに用意された「ヒッティングマーチ」。応援団によるトランペット演奏に乗せた応援歌だ。今季、オリックスの試合を取材した際、2年目の西野真弘内野手のそれが昨季引退した平野恵一氏(現阪神2軍守備走塁コーチ)に使用されていたものと同じ曲と歌であることに気がついた。

 そのことを本人に聞くと「実は応援団の方から打診があり、『ぜひ。よろしくお願いします』と返事をしました。光栄です」と照れたように笑った。

 身長167センチの西野は、169センチと小柄ながらオリックスや阪神でファンの印象に残る活躍を続けた平野氏を「自分と似たタイプの選手であこがれ」と尊敬。ともに二塁手としてプレーした昨年はさまざまなアドバイスを授かったという。平野氏が昨年の引退セレモニーで使用したバットも「オレを超せよ」というメッセージ入りで譲り受け、自身のバットケースに保管している。

 打席では投手との勝負に集中しているため「どんな演奏が流れているかまではわからないんですが」と西野。それでも応援歌の引き継ぎは「動き回る元気 誰にも負けない」の歌詞のとおり、平野氏が現役時代に見せたヘッドスライディングやダイビングキャッチなど小さな体を目いっぱいに使った、はつらつプレーを西野に託したい、というファンの願いが込められている。小さな体に寄せられた期待は大きい。(上阪正人)

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