関電高浜原発4号機、機器に故障なし 検知器の設定に問題か 来週早々に報告へ

 関西電力高浜原子力発電所4号機(福井県高浜町)で原子炉が緊急停止したトラブルについて、関電は3日、発電機などの設備に故障はないことを確認した。原子炉を自動停止させる警報を出した検知器の運用方法や設定に問題があった可能性が高いとみて、数日中に原因と対策をまとめ、来週早々にも原子力規制委員会に報告するという。

 関電によると、2月29日に発送電を始めた際、送電線側から発電機側に向け電流が流れたことを確認。設備を過剰電流から保護するために設置された検知器のうち1つが、この電流を設定値を超える電流として作動し、原子炉や発電機を自動停止させたという。

 調査で、発電機や変圧器の設備に故障はないことが新たに判明。発送電開始時の作業手順にも問題がなかったという。複数ある検知器のうち、警報を出したのは1つだけで、この検知器の運用方法や、検出する電流の設定が正しかったかなどを調べている。

 関電が提出する報告書について、規制委は9日以降の定例会で検討する意向で、原子炉起動はその後になる。今月下旬を目指していた営業運転について関電は「月内は非常に厳しい」との見方を示した。

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