南海トラフ地震想定し道後で初の合同訓練

 南海トラフ巨大地震を想定した、松山市道後地区の旅館・ホテルや商店街などによる初の合同訓練が1日、一帯で実施。道後温泉旅館協同組合や松山東消防署など12機関から約250人が参加し、避難誘導や負傷者救助、初期消火の練習などが行われた。

 同地区の旅館やホテルなどでは、営業時間の都合もあって、これまで個々で訓練を行ってきた。しかし、近い将来地震が予測される中、より防災意識を高め地域防災力向上につなげようと合同訓練を計画。春季全国火災予防運動初日に合わせて実施した。

 午後0時半ごろ震度6弱以上の地震が発生した、との想定で訓練開始。各宿泊施設では、誘導係の職員が客にふんした職員を伴って建物外へと避難。負傷者の救出や応急手当てなども行われた。商店街では火災発生を想定したバケツによる消火なども実施。それぞれ終了後、訓練運営本部が設置された子規記念博物館の駐車場へと移動した。

 駐車場では消防署員の指導で、消火器を使った初期消火や、棒2本と毛布でできる応急タンカの作り方などを練習し、万一に備えていた。

 訓練本部長を務めた同旅館協同組合の新山富左衛門理事長は「安心、安全こそ最大のサービス。スキルアップするため、今後は年1回は実施していきたい」と話している。