あの日 そして5年・再訪

明るい絵が描けた 少女の心象風景を通し震災を描いた絵本「なみだは あふれるままに」が今年出版

【あの日 そして5年・再訪】明るい絵が描けた 少女の心象風景を通し震災を描いた絵本「なみだは あふれるままに」が今年出版
【あの日 そして5年・再訪】明るい絵が描けた 少女の心象風景を通し震災を描いた絵本「なみだは あふれるままに」が今年出版
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 震災発生から1カ月後、津波被害を受けた宮城県女川町を背に絵を持つ神田瑞季さん(20)。祖父、明夫さん=当時(78)=と友人を亡くしたが、がれきの中で絵筆を執り続けた。

 震災復興のはがきに採用された絵が出版社の目にとまった。優しいタッチの水彩画。少女の心象風景を通し震災を描いた絵本「なみだは あふれるままに」は今年2月、出版されたばかりだ。

 神田さんは「震災後2~3年は暗い場面しか描けなかった。明るく描けたのは最近のこと。気持ちの浄化に5年かかった」と振り返る。今は山形の大学でグラフィックデザインを学び「街づくりに貢献したい」と考えている。(写真報道局の植村光貴、大西史朗、鈴木健児、大西正純、寺河内美奈、松本健吾が担当しました。)