松本学の野党ウオッチ

ニセモノ維新が行き着いた先は究極の偽装新党だった 「吸収と書かないで」と泣きつく哀れな末路に合掌…

 野党再編に積極的な民主党若手ですら、次のような不満を漏らす。

 「仮に自民党の一部を巻き込むようなドラスチックな再編が起きるなら、解党も党名変更もやむをえない。しかし、維新の党との合流ははたしてそうした局面なのか…」

 岡田氏は今回の新党を「安倍晋三政権に疑問や不安を持つ人の受け皿」と位置づけるが、維新の党が政権奪取の「戦力」になりうるかもはなはだ疑問だ。

 維新の党の衆院議員21人のうち、前回衆院選で選挙区で勝ち上がったのは、江田憲司前代表、柿沢未途前幹事長ら旧結いの党出身の4人に過ぎない。他の17人は選挙区で敗北した比例復活当選者だ。つまり、橋下氏の人気に救われてかろうじてバッジをつけている議員たちが、新たな看板として民主党にすがりついてきたというのが実相なのだ。選挙に弱い者を何人かき集めたところで、政権交代など夢のまた夢である。

 比例復活当選者の見本市のような政党と一緒になるために、約20年の歴史を持つ「民主党」の看板を捨て去ることに大義はあるのか。政権を失ってもなお民主党を支え続けてきた全国の地方議員や党員・サポーターに問いたい。

会員限定記事会員サービス詳細