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〝無法〟北朝鮮の弾道ミサイル、打ち落とせるのか!…「SM-3」迎撃ミサイルの命中率

 弾道ミサイルでも、通常より低い弾道で撃つ(発射から命中までの時間が短い)「ディプレスト弾道」など、複数の撃ち方がある。また北朝鮮でいえば、ノドンやテポドンといった多数配備しているミサイルを同時間帯に発射することによって、迎撃能力をパンクさせる(飽和させる)戦法もある。

1対1ではない

 ところでSM-3発射の基地となるイージス艦は200個以上の目標を探知し、同時に18発のミサイルを誘導できるとされている。ただしこれは敵航空機を迎撃する際のデータで、宇宙空間を飛ぶような高高度の弾道ミサイルを探知する場合、レーダーのビームを集中しなければならない。この際に向かってくる敵戦闘機などは、他の艦に迎撃を任せることとなっている。

 実際の戦闘では「1発対1艦」ではなく、多くのミサイルに対し、多くの艦や地上のレーダー設備などが連携(データリンク)しながら迎撃することとなる。さらに米軍のイージス艦もデータリンクして迎撃に加わる。

 日本ではSM-3を発射・誘導できるイージス艦を現行の6隻から2隻増やし、20年度には全8隻とする予定。また27年度中に、地対空ミサイルを装備する部隊「高射群」の6群全てにPAC3を配備する予定だ。

1発でも?