新聞に喝!

著書で記者ら名指し攻撃する小保方氏の背景にあるものとは…京都大学霊長類研究所教授・正高信男

 論文に不正の疑いが生じ始めると今度は一転、マスコミの取材攻勢を自らへの集団攻撃ととらえ始めた。著書で特定の相手を名指し攻撃までするということの背景に、メディアを私物化することに執心しているふしがあると感じてしまう。

 その一方で、新聞に載った新刊広告にも驚いた。朝日は著書が出た週末、1ページの下4段を使う大きなスペースに「真実を歪(ゆが)めたのは誰だ?」とのコピーで、「衝撃の手記」の広告を掲載していた。実は少々、あきれてしまったのだ。メディアを利用してあわよくば失地回復をはかろうとする小保方氏に、著書のなかで不当な批判を浴びせられつつもなお販売促進に手を貸そうというのは、どういうことなのだろうか。

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