「琵琶湖でも元気に育って」ワタカの放流会 滋賀・栗東 - 産経ニュース

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「琵琶湖でも元気に育って」ワタカの放流会 滋賀・栗東

ワタカの稚魚を放流する小学生ら
ワタカの稚魚を放流する小学生ら

 琵琶湖の固有種で絶滅の恐れがある「ワタカ」の放流会が27日、滋賀県野洲市吉川の琵琶湖岸にある「ビワコマイアミランド」で開かれた。同県栗東市の小学生ら約50人が参加し、自分たちが育てたワタカ約200匹を放して成長を願った。

 ワタカは、琵琶湖固有種の中で唯一、水草を好んで食べる魚。昭和40年代には年間35トン程度の漁獲量があったが、湖岸の開発や外来魚の増加などで激減し、近年はほぼゼロとなっている。

 栗東市の栗東ロータリークラブは、琵琶湖の環境の大切さを子供たちに学んでもらおうと、昨年度から市内の小学校にワタカの稚魚を贈呈。今年度は市立治田小、葉山東小の2校にそれぞれ100匹を贈呈し、児童らが飼育してきた。

 この日開かれた放流会では、児童らは育てたワタカが入ったバケツを手に持ち、魚を傷つけないよう気を配りながらゆっくりと放流した。

 治田小4年の八藤丸大翔君(9)は「夏にもらったときは3センチくらいだったけど、学校で育てているうちに10センチくらいまで大きくなった。琵琶湖でも元気に育ってほしい」と話していた。