真田丸の注目人物

直江兼続演じる村上新悟は大河に4年連続出演…1作に出るのも難しいのになぜ?

 無名塾には14年所属したが、昨年に重大な決断をした。「無名塾を辞めたんですよ。いつまでも師匠(仲代)におんぶに抱っこも嫌だったので、いったん区切りを付けて、一役者として勝負を賭けなきゃだめだな、と。そういう意味で、大河に4年連続で使っていただけることはありがたいと思います」

 役者歴からは苦労人の側面をうかがわせるが、取材で浮かべる笑顔は爽やかだ。

 共演する堺雅人は以前、村上の笑顔について、「かわいいですよね。どこかで使えばいいのでは?」と発言。屋敷CPも「村上さんは一見クールでドライそうに見えますが、目の奥に『実はこの人、いい人なんだな』という光がある。ニコっと笑顔になると、とてもすてきですよ」と語っており、今後兼続が笑うシーンも登場するという。

 兼続のトレードマークといえば、有名な「愛」の文字をあしらった兜(かぶと)。「僕が初めて直江兼続を知ったのは、漫画『花の慶次』。『かっこいいなぁ』と思っていましたが、まさかその数十年後、その兜を僕がかぶるとは思っていませんでしたね…」。少しのシャイさを感じつつも、役者らしい堂々とした、すてきな笑顔だった。

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