2018平昌五輪

やはりテスト大会の結果は散々だった 選手は会場まで往復2時間、極寒の戸外でストレッチ 頼みの綱の高速鉄道も安全性に疑問符が…

 さらに、欧州のあるチームは宿泊施設のジムが午後2時から6時にかけて使用できず、選手は寒い戸外でジョギングやストレッチを行わざるを得なかった。そのうえ、宿泊施設で提供されるメニューがスポーツ選手に適さないもので「全く利用しないチームもあった」(朝鮮日報)。最高のパフォーマンスを発揮するには、日々のコンディション管理は必須。これでは競技を前にして勝負にならなくなる。

 選手ばかりではない。突貫工事だけに観客席は300席しかなく、観戦に訪れた1000~1200人の大半は2時間も立ったまま観戦せざるを得なかった。海外メディアの記者も駐車場から競技場まで雪の積もった急斜面を20分以上も登った。「毎日登山をしている気がした」と皮肉ったほどだ。さらに暖房が効かず、かじかむ手でパソコンをたたく事態に。「五輪レベルにするには改善すべき点が多い」という評価を下すほかなかった。

 競技場の外でも不測の事態が生じた。平昌五輪で輸送を担う高速鉄道の原州~江陵区間の建設工事で1月24日、アーチ型鉄橋が崩壊した。午前6時ごろの早朝だったため、人的被害はなかったという。