将棋の羽生善治棋聖(45)=名人・王位・王座=への挑戦権を争う第87期棋聖戦(産経新聞社主催)本戦の出場者16人が出そろい、24日、1回戦の組み合わせが決まった=別表。王座、棋王に挑戦し、名人挑戦も視界に入っている佐藤天彦八段(28)をはじめ、羽生世代に強い永瀬拓矢六段(23)、関西では前期挑戦者・豊島将之七段(25)、初のA級昇級を決めた稲葉陽八段(27)ら20代の若手がそろった。本戦の持ち時間は各4時間。前期4強らシード7人と予選勝ち上がり9人がトーナメントで争う。
シード組は豊島七段、佐藤康光九段(46)、佐藤八段、村山慈明七段(31)の前期4強と、3冠目を狙う渡辺明竜王・棋王(31)、郷田真隆王将(44)、前竜王の糸谷哲郎八段(27)。
予選勝ち上がり組では、前期竜王戦本戦などで活躍が著しい永瀬六段が初めて本戦入りした。絶好調の佐藤八段の1回戦の相手は行方尚史八段(42)。
関西では豊島七段と稲葉八段がいきなり1回戦でぶつかる。叡王になった山崎隆之八段(35)も初めて本戦に滑り込んだ。挑戦者決定戦は4月28日の予定。