清原容疑者逮捕

桑田真澄氏は言った 「野球にはピンチになれば代打やリリーフがあるが、人生にはそれがない…」

 何ともやるせない表情だった。覚せい剤取締法違反容疑で逮捕された清原和博容疑者について語った野球評論家の桑田真澄氏である。大阪・PL学園高1年の夏からともに投打の柱として活躍し、全国に「KKコンビ」の名をとどろかせた、かつての「盟友」だけに心境はいかばかりだったか。桑田氏が口を開いたのは2月4日、巨人のキャンプ地・宮崎でのことだった。詳細は次の通り。

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 (事件は)知人から電話で聞いたが、非常にびっくりした。お互い現役を引退したあと、これからの野球界についていろいろ話していたし、僕たちの立場も。これだけ野球にたくさんの幸せをいただいたので、「これからは恩返ししなくちゃいけないね」と何年か話していたが、2年半、3年くらい前からちょっと連絡を取らないようになっていたので、もうちょっと僕が言い続けていた方がよかったのかなというね、そういう思いはあった。

 (事件の詳細は)まだ知らない。スポーツマンである以上、暴力とドラッグというのは一番遠い存在であるべきだと思う。スポーツマンは。それも彼ともいろいろ話してしてきた。そういった意味で非常に残念な思いはある。人はそれぞれ僕もそうだし弱い面はあるが、彼は本当に野球が大好きで、ひたすら野球を追い続けてきた男。残念と言うしかない。彼にもたくさんいいところがあって、いいところが前面に出ない残念さがある。