米大統領選

20日にネバダ、サウスカロライナで指名争い トランプ氏、第3戦も勢い維持 民主党はサンダース氏が猛追

 【ラスベガス(米西部ネバダ州)=加納宏幸】米大統領選に向けた候補指名争いは20日、共和党のサウスカロライナ州予備選が始まる。民主党はネバダ州党員集会を開く。共和党は第2戦のニューハンプシャー州予備選を制した不動産王、トランプ氏(69)が第3戦でも優勢だが、民主党は大きくリードしていたクリントン前国務長官(68)をサンダース上院議員(74)が急速に追い上げ、接戦になっている。

 政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」による両州での最近の世論調査平均値は、トランプ氏の支持率は31.8%で、2位のクルーズ上院議員(45)=18.4%、3位のルビオ上院議員(44)=17.8%=を上回る。民主党はクリントン氏48.7%、サンダース氏46.3%の2.4ポイント差だ。

 共和党は、サウスカロライナ州の保守層を狙った上位3人の中傷合戦が過熱している。クルーズ陣営は、トランプ氏が人工妊娠中絶に賛成だったとする広告や、ルビオ氏とオバマ大統領が握手している合成写真を作成して攻撃。トランプ氏はカナダ生まれのクルーズ氏に大統領就任の資格があるかを問う訴訟も辞さない考えを示している。

 苦戦が続くブッシュ元フロリダ州知事(63)は兄の前大統領を動員したが結果次第で選挙戦を続けるかの判断を迫られそうだ。

 一方、ネバダ州はヒスパニック(中南米系)が人口の3割近くを占める。サンダース氏に比べてマイノリティー(少数派)の支持が強いクリントン氏が有利とされ、昨年末まではクリントン氏がサンダース氏を圧倒していた。

 しかし、ニューハンプシャー州予備選でのサンダース氏の圧勝を受け、ネバダ州は接戦に。サンダース氏を支持する若年層がどれだけ党員集会に参加するかが勝敗を分けるとみられる。

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