米の北朝鮮制裁強化 中国の銀行も対象となる可能性 「人為的に厄介ごとを作るな」と中国外務省が反発

 【ワシントン=加納宏幸、北京=川越一】オバマ米大統領は18日、上下両院が可決した北朝鮮に対する米国独自の制裁強化法案に署名し、同法は成立した。北朝鮮が核実験と長距離弾道ミサイル発射を強行したのを踏まえ、核・ミサイル開発や拡散などに関わった第三国を含む個人や団体に制裁を科す内容となっている。

 マネーロンダリング(資金洗浄)、ぜいたく品の輸出入、人権侵害なども制裁対象の活動に加えることで、金正恩第1書記の体制に直接影響を与えることを狙う。北朝鮮の最大の貿易相手国、中国の銀行も対象となる可能性がある。

 共和党のロイス下院外交委員長は、2005年に北朝鮮の資金洗浄に関与したとしてマカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア」の米金融機関との取引を禁止し、北朝鮮関連口座を凍結したことを成功例に、法制定の動きを主導した。