ガソリン値上げ、通貨は引き下げ 経済危機のベネズエラ

 【ロサンゼルス=中村将】経済危機に陥っている南米の産油国、ベネズエラのマドゥロ大統領は17日、国内のガソリン価格の引き上げと、通貨ボリバルの切り下げを発表した。ロイター通信などが報じた。

 同国ではこれまで、補助金によって、国内向けのガソリン価格を低く抑えていたが、19日から、種類によっては最大約60倍の値上げを実施する。価格引き上げは約20年ぶり。

 通貨引き下げでは、食料や医薬品、生活必需品などの輸入に適用される現行の1ドル=6.3ボリバルのレートを10ボリバルとする。対ドル相場は37%切り下げられることになる。

 市民生活を直撃する経済の悪化が政権批判につながっていることから、財政の立て直しに着手した形だが、効果が現れなければ、与党批判に一層拍車がかかる可能性もある。