【ソウル=名村隆寛】慰安婦問題の学術書「帝国の慰安婦」で、元慰安婦らの名誉を毀損(きそん)したとして在宅起訴された韓国の朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授の給料が、差し押さえられたことが16日、分かった。
支援施設「ナヌムの家」で共同生活を送る元慰安婦9人が起こした別の民事訴訟で、ソウル東部地裁が先月13日、朴氏に総額9000万ウォン(約870万円)の賠償を命じた判決を受けたもの。判決後、原告らはソウル西部地裁に対し、朴氏と勤務先の世宗大を経営する学校法人を対象に債権(賠償金)を差し押さえるよう申し立てた。同地裁は今月、申し立てを認め、世宗大に給与の差し押さえを伝えた。
朴氏は産経新聞に対し、「給料の差し押さえは15日に(大学側から伝えられて)知った」と答えた。今月から賠償金の支払いが終了するまで、給与の一部が差し押さえられる。朴氏は「全く予想していなかった」と述べ、何らかの圧力がかけられている状況を説明した。
朴氏は自身のフェイスブックで「『ナヌムの家』の目的は、私の名誉を今以上に傷つけることにあるようだ」と述べている。







