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三毛猫の駅長「たま」にタレント猫が出演する報道番組、スマートフォン向けゲーム「ねこあつめ」の大ヒット-。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」に倣い、これら猫ブームが生み出す経済効果は「ネコノミクス」と呼ばれているんだとか。2月22日の「猫の日」を前に、ネコノミクスの経済効果を占ってみた。
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日本で最も著名な猫といえば、和歌山電鉄貴志川線貴志駅の猫駅長「たま」を思い浮かべる人が多いのではないか。廃線の瀬戸際にあった貴志川線が再建を急ぐ中、平成19年1月に売店の飼い猫から駅長へと華麗に転身したあの猫だ。
たま効果で貴志川線は全国に知られるようになり、乗客数は17年度の192万人から26年度に227万人に増えた。たまは昨年6月に天国に旅立ち、国内外のメディアが追悼報道を行った。今は同じく三毛猫の「ニタマ」が後継駅長として奮闘している。