プロ野球

「超変革」のキーマン阪神・鳥谷 35歳でのキャリアハイへ「全て変わりたい」

シートノックでボールを追う鳥谷敬=宜野座村野球場(安部光翁撮影)
シートノックでボールを追う鳥谷敬=宜野座村野球場(安部光翁撮影)

 猛虎復活のカギを握る阪神・鳥谷敬内野手(34)が順調なキャンプを送っている。就任直後の金本監督から変身を迫られた野手キャプテン。「すべての面で(今までに)出したことがある数字を超えたい」と意気込んでいる。

 「ここ数年で一番いい状態でキャンプインした」という鳥谷。自主トレ段階で例年よりもスピード強化を狙った短距離系の走り込みを重視。体重も若干増やし「スピードを出して動ける状態」とパワーアップに手応えをにじませた。

 沖縄入り後も率先して体を動かし、大声でヤジを飛ばす。8日にはキャンプ初の特守で130本超のノックを受け、「本当に変わろうとしている。行動も言動も成績でも、全部で引っ張ってほしい」と、「超変革」を掲げる指揮官の顔をほころばせた。

 昨季まで3年連続で遊撃手部門のベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得するなど実績はあるものの、これまで金本監督から「すべてが物足りなさ過ぎる」と一刀両断されていた。ここ数年は長打や盗塁が減少傾向にあり、37歳シーズンで打率、本塁打、打点の3部門でキャリアハイをマークした監督が満足できなかったのも無理はない。6月に35歳を迎える鳥谷が自主トレでの肉体改造を決行したのも、新指揮官の叱(しっ)咤(た)を重く受け止めた末の決断だった。

 今季、課せられたノルマは20本塁打、20盗塁。達成すれば両部門ともキャリアハイ(本塁打は09年タイ)になる。「できるなら全部変わりたい」と変身に意欲をみせる鳥谷。「自分が目標にした先輩。胴上げできたら」と慕う指揮官からの期待に応えるべく、新生・金本阪神を引っ張る。(大宮健司)

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