〝橋下節〟2カ月ぶり炸裂…「選挙は戦、有権者に寝首かかれると政治家に思わせろ」・一票は「機関銃と並ぶ力」・都構想「全部崩して新仕組みつくる」 福山で講演

 有権者の一票には「機関銃やロケット砲とならぶ力がある」と述べたうえで、政治に市民の声が届かない最大の原因は、投票に行かない有権者にあると批判。「投票に行って政治家にプレッシャーかけなきゃダメだ」「政治活動をちゃんとしなければ、いつか有権者に寝首をかかれると政治家に思わせないといけない」と強く訴えた。

 見知らぬ土地で放談したことへの照れ隠しか、「福山の皆さんに怒られる前にとっとと新幹線で大阪に帰ります」と神妙に話す場面もあり、笑いを誘った。

「食うか食われるか」

 大阪府知事、大阪市長としての取り組みでは、補助金カットや天下り団体の廃止などを強行した事例を紹介し、「大阪の役所はめちゃくちゃだった」と維新以前の大阪政界を批判。「納税者が納得できる税金の使い方ができているか。テレビのコメンテーター時代から疑問に思っていた大きなテーマだった」と政治を志した原点を振り返った。

会員限定記事会員サービス詳細