アイドル発見

宮城・仙台「みちのく仙台ORI☆姫隊」(上)被災地だからこそ「ぱーっと明るく」 伊達ぶり受け継ぎ衣装は80以上!

 27年4月、オーデションを受け研修生になったMIHOは、「前髪を2つにパッカーンと分けていたら、おでこの広さをメンバーのみなさんにいじられ、前髪をおろすようになりました」と明かす。

80パターンある訳

 復興支援という真面目なポリシーを持つユニットだから衣装は地味かと思いきや、そこは家来に非常に絢爛豪華な戦装束を着せた戦国大名、伊達政宗を生んだお土地柄。仙台名物の七夕まつり七夕飾りを彷彿させる、色とりどりの幾つもの衣装で活動している。

 「鮮やかな色の衣装が多い。1回のステージ、メンバーは何回も着替えることもあります」とエリン。

 実は、これだけ衣装にこだわるのには、理由がある。メンバーが結成直後に初めて被災地慰問に行ったときのことだ。テレビやラジオでは、被災地の人の落ち込んだ気持ちに追い打ちをかけるように「自粛」の言葉が繰り返しされた。

 ユニットを立ち上げた、ORI☆姫隊復興支援プロジェクト代表の村田淑恵は胸のうちを明かす。

 「自粛ムードが蔓延するかのごとく、日本全体が暗雲が立ちこめ、徐々に大きな塊になってどっしりとのしかかってくるようで、とても息苦しい想いでした」

 「一体、ORI☆姫には何を着せたらいいのか‥」

 炊き出しの手伝い、ステージ、被災地のお年寄りや子供たちとのふれあい。思い切って、訪問する現地の人たちに「ORI☆姫にどんな服を着せてほしいですか。何がみたいですか」と聞いた。

 すると、意外なほどあっさりと断言するような言葉が返ってきた。

 「暗く地味な服は見たくないんだ。ぱーっと明るくやってくれ!」

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