プロ野球

「第6の男」阪神ペレスに下克上チャンス…故障者相次ぎ1軍キャンプ招集 パンチ力でアピール

フリー打撃でアピールしたネルソン・ペレス=宜野座村野球場(松永渉平撮影)
フリー打撃でアピールしたネルソン・ペレス=宜野座村野球場(松永渉平撮影)

 「第6の男」がチャンスをつかめるか。伊藤隼の故障離脱で2日、阪神1軍の沖縄・宜野座キャンプに緊急昇格したペレス。外国人枠の壁は厚いが、持ち前の長打力と強肩でアピールしており、「自分が持っているものすべてをキャンプ中に出せればいい」と力強い。

 右肩を痛めた伊藤隼が帰阪し、1日に「右肩関節唇損傷」と診断された。1軍に空きができ、すぐさま高知・安芸にいたドミニカンにお呼びが掛かった。

 昨年6月に独立リーグ石川から「予備戦力」として補強した左の外野手。1軍では9打数無安打に終わったが、途中入団にもかかわらず、2軍ではチーム最多の14本塁打を放っていた。

 沖縄キャンプに合流するや、破壊力抜群の打撃で首脳陣の度肝を抜いた。2日のフリー打撃は75スイングで4連発を含む12本の柵越えをマーク。価値が高いのは右、左、中堅と打ち分けたことで「とにかく、いい球が来たら強くたたく、センターから逆方向にね」と本人もワイドに打ち分けることを意識している。

 バットだけでなく、守備では自慢の肩でファンをうならせた。現状、外野のレギュラーは右翼の福留のみ。1軍定着への最大の敵は4人の外国人枠だろう。

 ほかの5人の外国人選手が1軍スタートだったことを考えると、位置づけは6番手。ただ、片岡打撃コーチは「チャンスは十分ある」という。ペレスも「最後までどういう状況になるか分からない」と、虎視眈々(たんたん)とイス取りゲームに臨む。(坂井朝彦)