3度目の正直なるか?! 地下鉄・バス民営化 赤字のバス事業再建との一体案を市議会に提出へ 大阪市

 大阪市は3日、市営地下鉄・バス事業の新たな民営化基本方針案をまとめ、公表した。赤字続きのバス事業を平成30年度までに再建する計画案と一体で民営化を進めるのが特色。吉村洋文市長は16日開会の市議会に関連3議案を提出し、早期の可決・成立をめざす。

 約800億円の累積赤字を抱えるバス事業の経営健全化計画案を、橋下徹前市長時代に市議会が2度否決した地下鉄・バス民営化基本方針案に組み込む野心的なプランとなった。

 吉村市長は、民営化に慎重な自民、公明両党の意見も取り入れ、財務状況が良好な地下鉄事業会計による赤字の一部補填(ほてん)や民営化による資金調達でバス事業の再建を進める意向だ。

 基本方針案は、地下鉄は市100%出資で新設する株式会社に、バスは運行を一部委託中の市100%出資株式会社「大阪シティバス」を地下鉄新会社の子会社とし、それぞれ事業を引き継ぐ内容。民営化の時期は明記していないが、30年度までを想定している。

 一方で、バスの路線や運賃は民営化後5年程度は水準を維持▽引き継ぎ当初は市100%出資会社とする▽安全対策やバリアフリー対策を経営の最重要事項として会社に求める▽市と会社が協議する会議体を設置-などと明記した。

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