スー・チー氏、軍への人事分配で早くも苦慮 軍人ら地方政府のポスト要求 憲法改正見すえ拒否できず

 一方、軍系の連邦団結発展党(USDP)を率いた現大統領のテイン・セイン氏は昨年8月、総選挙の候補者調整で対立したシュエ・マン前下院議長を党首から解任。多くの退役軍人を出馬させたが惨敗に終わり、国軍は天下りポストの不足に直面している。

 国軍は円滑な政権移行への協力を約束したものの、スー・チー氏への警戒感は根強い。上下両院の定数の4分の1を占める「軍人枠」を握り、議会の4分の3超の賛成を必要とする憲法改正に対して圧力をかけ続けるとみられる。

 政権交代にあたり、テイン・セイン氏は旧議会最終日の1月28日、歴代の国家元首への生涯身辺警護と職務行為への免責を保証する法案を賛成多数で可決させるなど、スー・チー氏からの反撃に備えている。