マーライオンの目

シンガポールの治安を守る勇猛果敢な「グルカ兵」の由縁は…

 シンガポール警察がグルカ部隊を組織したのは1949年。昨年亡くなったリー・クアンユー初代首相は回顧録で、民族間紛争の暴動鎮圧のため、民族的に中立な彼らを登用したとしている。現在も、約2千人のグルカ部隊が、シンガポール中部の特別施設で訓練を積みながら、要人警護などについているという。

 バングラデシュ人建設労働者や、フィリピン人メイドなど、きつい労働のほぼすべてを出稼ぎ労働者に頼るシンガポール。厳しい規制と管理で、人口の4割を占める外国人を国の「歯車」とするその知恵と覚悟を、改めて思い知った。(吉村英輝)