普天間移設

辺野古工事を春以降に延期へ 宜野湾市長選勝利で計画に余裕

 安倍晋三政権は、1月24日の宜野湾市長選で支援候補が勝利したことで、翁長氏の反対攻勢に一定の歯止めをかけることができたと判断。移設を効率的に進めるため「計画を磨く余裕を得た」(政府高官)とみている。当面は法廷闘争に全力を傾けつつ、翁長氏との対話にも乗り出す方針だ。

 移設をめぐる対話でも、政府と沖縄県の攻守が逆転しつつある。1月28日、首相官邸で政府・沖縄県協議会の初会合が開かれた。翁長氏は次回の会合以降、仲井真弘多前知事が「5年以内」として要請した普天間飛行場の31年2月までの運用停止を迫る構えだが、議論が平行線をたどることは明らかだ。

 31年2月までの普天間飛行場の運用停止は、資機材が完全に整備されていない段階で辺野古の滑走路だけを暫定使用することで初めて道が開ける。翁長氏が埋め立て承認を取り消し、滑走路敷設が危うくなる中、政府が運用停止だけを受け入れることはできない。

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