日本が世界を動かし始めている今、日本人はいかに国際社会のリーダーシップをとっていけばいいのか。第32回土光杯全日本青年弁論大会(フジサンケイグループ主催、積水ハウス特別協賛)が9日、東京・大手町のサンケイプラザホールで開かれ、将来を担う若者たちが熱弁をふるった。大会テーマは「今こそ日本出動のとき」。審査を勝ち抜き、熱い戦いを繰り広げた弁士15人のなかから、最優秀賞の土光杯、優秀賞の産経新聞社杯、フジテレビ杯、ニッポン放送杯に輝いた4人の主張の要旨を紹介する。
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《土光杯》 明治大学政治経済学部1年 江崎光太郎さん(19)
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■正しい知識が導く友好
大学生になったら海外旅行がしたい。そう考えていたら父の友人に誘われて昨夏、インドネシアに行ってきました。首都ジャカルタに行くと近代的なビルが立ち並び、ショッピングセンターは東京と変わりありません。最大の苦労はトイレで、胃腸の弱い私はインドネシアの辛い料理を食べるとおなかが痛くなってしまいます。トイレに駆け込むと紙がない。どこにもトイレットペーパーがある日本は本当に素晴らしい国だと思いました。