GM、クライスラーも…ビッグ3日本離れ 中印に注力 - 産経ニュース

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GM、クライスラーも…ビッグ3日本離れ 中印に注力

日本市場から撤退する米国・フォード社の販売ディーラー=26日午後、東京都世田谷区成城(撮影・春名中)
日本市場から撤退する米国・フォード社の販売ディーラー=26日午後、東京都世田谷区成城(撮影・春名中)

 米自動車大手3社「ビッグ3」のフォード・モーターを除くゼネラル・モーターズ(GM)やクライスラー(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)も、日本での販売は伸び悩んでおり、日本離れの動きも見える。

 国内輸入車市場ではメルセデス・ベンツとフォルクスワーゲン、BMWのドイツ勢が10%以上のシェアを持ち、トップ3を独占する。米国車は好調なクライスラーの「ジープ」でさえ2%程度で、GMの「キャデラック」は年間販売1千台を下回っている。

 GMはいすゞ自動車と提携し、ホンダとも燃料電池車の共同開発を行っているため、「日本を重視している」(関係者)とされるが、撤退の噂はくすぶる。

 金融危機で相次いで経営が悪化したビッグ3も米景気の回復で復活。ただ、市場縮小が見込まれる日本ではなく、成長が続く中国やインドなど新興国での販売に力を入れている。

 ビッグ3は2009年から東京モーターショーへの出展をとりやめ、昨年ようやくクライスラーのジープが復帰した。各社とも中国で開かれるショーには積極出展している。

 自動車業界では、環境規制への対応や自動運転などの開発で多額の投資が必要になっており、展開地域についても「選択と集中」が進む可能性が高い。