帝人は25日、ITベンチャーのセルクロス(東京都文京区)などと共同開発したスマートフォンを使った料理の注文システムが東京都内の飲食店で初めて採用されたと発表した。
シート状の通信媒体「ペーパービーコン」のうえに、客がスマホやタブレット型端末を置いて、メニューの専用アプリをダウンロード。欲しい料理をタッチして選ぶと、厨房に注文が届く仕組み。アプリは英語や中国語など10言語に対応しており、帝人は「外国語が話せない日本人店員でも、訪日外国人客に対応しやすくなる利点がある」としている。
屋内型テーマパーク「東京ジョイポリス」(東京都港区)にある飲食店「フレームカフェ」で今月12日に採用された。帝人は、今後も全国の都市部にある飲食店を中心に導入をはかる。