衝撃事件の核心

「面白そう」と仲間に延々と暴行させ パトカー2度巡回も防げず…常軌を逸した常陸太田の17歳少年暴行死事件

【衝撃事件の核心】「面白そう」と仲間に延々と暴行させ パトカー2度巡回も防げず…常軌を逸した常陸太田の17歳少年暴行死事件
【衝撃事件の核心】「面白そう」と仲間に延々と暴行させ パトカー2度巡回も防げず…常軌を逸した常陸太田の17歳少年暴行死事件
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 昨年6月、茨城県常陸太田市のスーパー駐車場で、同市茅根町(ちのねちょう)の県立高3年、小野瀬拓海さん=当時(17)=が、遊び仲間の少年数人に暴行されて死亡する事件が起きた。この事件で傷害致死罪に問われた同市のアルバイト作業員の少年(16)の裁判員裁判では、少年らのいびつな人間関係と、死亡前に2度も現場を巡回しておきながら事件を防げなかった県警の失態が明らかになった。

 19日に水戸地裁(北村和裁判長)で開かれた裁判員裁判。冒頭陳述や証拠調べ、共犯となった塗装工の少年(18)=常陸太田市=の証人尋問で明らかになった事件の概要は以下の通りだ。

 昨年6月27日午後9時ごろから、被告の少年は仲間の少年らと5人で、同県那珂市の焼き肉店で2時間にわたり飲食。この時、数人の少年はビールや焼酎ロックなどを飲んだという。

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