衝撃事件の核心

「面白そう」と仲間に延々と暴行させ パトカー2度巡回も防げず…常軌を逸した常陸太田の17歳少年暴行死事件

 パトカーを発見した塗装工の少年は、近くに止めてあったバイクに乗ってパトカーに向かい「もう帰ります」などと話しながら、帰る「ふり」を演じた。

 これをみて安心したのか、パトカーは再度現場から引き返す。結局、2度も現場を訪れておきながら、警察官は一度もパトカーから降りることはなかった。

 再度、「邪魔者」がいなくなると、私立高3年の少年は2人に対して「よし、またやれ」と指示したという。再度、殴り合いが始まった。

 しばらくすると、殴り合いのけんかに飽きたのか、私立高3年の少年は小野瀬さんに対して「土下座しろ」などと命令。小野瀬さんが両膝を地面に着いて頭を下げると、周りで見ていた少年らは「蹴っちゃえ」などと被告の少年をけしかけた。被告の少年が、小野瀬さんの顔面を何度か足の甲で蹴り上げると、小野瀬さんは意識を失った。

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