市民連合シンポ詳報

安倍政権への過激な批判相次ぐ 「ナチスの手口をまっしぐらに進んでいる」「戦争法が着々と具体化されている」

【俳人・金子兜太氏】

 「今の安倍政権を許さない気持ちでいる。こんなに野党が痛ましい状況は耐えられない。こんなはずはない。野党の人の顔を見ると、そんなバカはいない。賢い顔をしている。元気もある。国会を見ると痛ましい状態だ。なすすべがないという状態で、歯がゆくてしようがない。ここに来て一言、頑張ってくださいと言いたくて参上した次第だ」

【哲学者・柄谷行人氏の講演】

 「安倍首相はじめ彼らの多くは何代にもわたる世襲だ。こんな議会に主権者としての人民が存在するはずがない。あるのはデモ、集会だ。議会が全く人民主権に反するわけではない。選挙で決まったことをデモで変えてしまうのは民主主義に反するというたぐいの発言をした政治家がいるが、民主主義を考えたことがないと思う。選挙で決めたことをデモで修正することがあり得る」

「反原発の国会前の集会、それ以後の国会前デモ、集会ではおもしろいことが起きた。私たちのアセンドリーが直面した。デモ側から国会に行くことはないが、国会側からデモに来た。政治家が来た。デモが本当のアセンドリーだからだ」

会員限定記事会員サービス詳細