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米軍「ミリメシ」3週間食べ続ける猛者募集…味も諸説「戦時携帯食」

 当の米兵がMREの頭文字をあてて「ミールズ・リジェクテッド・バイ・ザ・エネミー(敵も拒否する食事)」「マテリアルズ・レセンブリング・エディブルズ(食べ物に似た物質)」と評したこともある。

 また、わざと不味(まず)く作ってあるとの説もある。美味しいと、上官の目を盗んで早弁する兵が続出し、肝心な時に「食料がありません」となるので、こうしたトラブルを防ぐため、というのが根拠だ。

 ともあれ、研究はいたって真面目なもので、陸軍研究機関の食品部門が主催している。腸など消化器系にいる細菌がMREでどう作用するのか調べるとともに、腸内細菌で食中毒を防ぐことについての研究などを行う。また消化を早めたり栄養分を追加する効果的な方法を探る。

メニュー新設

 このため被験者は3週間の食事をMREと水、ブラックのコーヒーのみで過ごす。応募者にとって味とメニューの乏しさが問題であることは軍も認識済みのようで、同機関ではMREの複数の材料を調理しなおし、プディングケーキやクリームラテ、メーンディッシュになり得るブリトー(メキシコ料理)などを作って被験者が飽きないようにするという。

 外野としては、MREの味や、兵士の精神に与える影響についても調査・発表してもらいたいものだが、研究対象が腸内細菌うんぬんだけに、結果は味気ないものになりそうだ。

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