阿比留瑠比の極言御免

民主・岡田代表「独裁批判」は鏡を見た方がいい 強権的だったのはどっちだ?

 特定政党の議員の記者会見に同席している時点ですでに政治的に中立とは言えないし、輿石氏は平成21年1月にはこう発言しているからである。

 「日教組は政権交代にも手を貸す。教育の政治的中立などといわれても、そんなものはありえない」

 輿石氏は民主党幹事長当時の24年2月には、気に染まぬ報道をしたテレビ各社の記者を次のように恫喝もしている。

 「そんなことをやっていると電波を止めるよ。政府は電波を止めることもできる。そうなったらみんな給料ももらえなくなって歳費削減どころじゃないぞ」

 輿石氏は報道機関の幹部を国会に呼びつけて事情聴取を行うなど、言論統制の意図を隠そうともしなかったが、民主党から反省の弁を聞いたことがない。それどころか、岡田氏は輿石氏に次期参院選への出馬要請すら行ったとされる。

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