甘利氏疑惑

大学教授グループが東京地検特捜部に刑事告発検討「虚偽記載などに抵触する可能性」 

甘利明経済再生相
甘利明経済再生相

 甘利明経済再生担当相の金銭授受疑惑で、上脇博之神戸学院大教授らのグループが、政治資金規正法違反罪で甘利氏らが代表を務める政党支部などの会計責任者について、東京地検特捜部に刑事告発することを検討していることが21日、分かった。

 週刊文春の記事によると、政党支部の平成25年分の政治資金収支報告書には、千葉県の建設会社側が提供した500万円の寄付について一部しか記載がないといい、上脇教授は「事実なら規正法の虚偽記載などに抵触する可能性がある」としている。

 政治家や秘書が口利きの見返りに報酬を受け取ることを禁じた、あっせん利得処罰法に抵触するとの指摘については「該当する可能性もあり、事実の確定を進めていきたい」と話した。

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