バチカンがキリシタン大名の高山右近を「福者」に認定 没後400年で「殉教者」に

「隠れキリシタンの里」といわれる大阪府茨木市千堤寺の「愛と光の家」前にある高山右近像=撮影日、2015年09月2日、大阪府茨木市(竹川禎一郎撮影)
「隠れキリシタンの里」といわれる大阪府茨木市千堤寺の「愛と光の家」前にある高山右近像=撮影日、2015年09月2日、大阪府茨木市(竹川禎一郎撮影)

 【ベルリン=宮下日出男】ローマ法王庁(バチカン)は22日、安土桃山時代のキリシタン大名で、江戸時代に国外追放された高山右近(1552~1615年)を、カトリックの最高位「聖人」に次ぐ「福者」に認定することが決まったと発表した。法王フランシスコが21日承認した。

 右近は現在の大阪府生まれ。父の影響で12歳で洗礼を受けた。織田信長や豊臣秀吉に仕え、高槻(大阪府高槻市)、明石(兵庫県明石市)を治めたが、キリシタン禁教令を出した徳川幕府により国外追放を命じられ、フィリピンのマニラに渡航。現地で病死した。

 昨年は右近の没後400年にあたり、日本の司教団体や関係地方自治体がこれに合わせて認定への働きかけを活発化。バチカンは昨年、専門委員会で調査を進め、今月19日の枢機卿会議で認定が決まった。

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