元露スパイ毒殺事件

プーチン大統領が暗殺を承認か 国家犯罪の可能性 英公聴会が調査結果公表

 【ロンドン=岡部伸】ロシア連邦保安庁(FSB)のアレクサンドル・リトビネンコ元中佐=当時(43)=が2006年11月、ロンドンで放射性物質によって暗殺された事件で、真相を究明する英国の独立調査委員会(公聴会)が21日、殺害はFSBの指示で行われた国家犯罪の可能性が高く、恐らくプーチン大統領の承認を得ていたとの最終調査結果を発表した。大統領の関与を示唆したことで、英露関係の冷却化は必至の情勢となった。

 リトビネンコ氏はプーチン政権を批判して英国に亡命したが、06年11月1日午後、ロンドン市内のホテルで茶を飲んだ後で体調を崩して同月23日、死亡した。尿から猛毒の放射性物質ポロニウムが検出された。