スポーツ茶論

2002年W杯で世界が驚愕 日本人の「おもてなし」は国際常識になった 別府育郎

 専門誌やテレビ番組が彼女を探し出して取材した。26歳のロンドンっ子で、14年のロンドン・セブンズでプレーを見て以来、大の日本ファンなのだという。

 彼女だけではない。動画サイトでは欧州各地のパブリック・ビューイングで日本の南ア戦勝利に狂喜乱舞する人々の姿が紹介されている。いいプレーに対しては、彼ら彼女らも、母国以外のチームを本気で応援してくれるではないか。02年の懐疑は、消し飛んだ。

 前回東京五輪の1964年は小学生だった。ショランダー、ヘイズ、ジャボチンスキー、アベベ、へーシンクといった外国の選手名がすらすらと浮かぶ。

 リオを経て再び東京へ。選手のプレーが観客の熱狂を生み、その興奮がさらに選手の奮起を呼ぶ。目を覆いたくなる準備状況を飛び越えて、4年後の本番に夢をはせたくなる。

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