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「慰安婦」日韓合意を米英紙は概ね評価したが…表記は「セックス・スレイブ(性奴隷)」 根拠なき数字もなお独り歩き

 慰安婦が兵士の30倍の給金で募集されていたことなどを踏まえれば、「性奴隷」という用語は実態を反映していない。日本政府は国連の会合で、この表現は「不適切」だと訴えている。

 しかし、ガーディアン(電子版、12月28日)の大阪発の記事も、日韓が「最終的かつ不可逆的な解決」で合意したのは、「数万人のコリアン女性を戦時性奴隷として使った問題」だと伝えた。これでは、日本政府が「慰安婦は性奴隷だった」と認めているとの誤解を招く。

根拠ない数字が独り歩き

 戦時中の「慰安婦」の数をめぐっても、依然、誇大な数字が独り歩きしている。

 米国各地で慰安婦の像や碑の設置を進めている韓国系団体などは、「20万人の女性が強制連行された」と、プロパガンダ活動を展開している。

 だが、「強制連行」や「20万人」という数は、いずれも客観的な根拠を欠くものだ。

 にもかかわらず、ガーディアンの社説は「コリアンが中心で、最高で20万人」と記述。シンガポール紙ストレーツ・タイムズ(電子版、12月30日)は社説で、人数について「ぞっとする数」で「最高20万人の女性や少女」とし、英紙テレグラフ(電子版、12月31日)も東京発の記事で「多くがコリアンで約20万人」と報じた。いずれも20万人とする根拠は示していない。