奈良公園を訪れていた北京市の張鍼さん(25)は「鹿に噛まれたら、感染症は気にするかも…」といい、「噛まれるのが怖いので、せんべいはじらさずにあげている」と話した。
一方、オーストラリア人のアダム・フラナリーさん(28)は県が公開している動画を見て、「街中には注意喚起の看板がたくさんあるし、この動画もいい啓発活動だ」と評価。また香港の大学生、張燕さん(20)は「英語でも若い中国人なら分かると思うが、中国語版の動画も作ってほしい。高齢の観光客には英語は難しいと思う」と話した。
奈良には鹿を目当てにくる外国人も多く、正しい鹿との接し方を広めることが観光振興の面からも急務となっている。(神田啓晴)