骨粗鬆症予防は「食べ合わせ」が肝心 ホウレンソウ×ゴマはNGだがナッツ×ヨーグルトならOK

 カルシウム不足などによって骨がもろくなる骨粗鬆(こつそしょう)症。高齢になるほど患者数は増え、骨折から寝たきりにつながることもある。骨をつくる栄養素を効果的に摂取できる「食べ合わせ」があるが、健康に良いと思われている食材の組み合わせが、有効成分の摂取を妨げることもある。正しい知識を身に付けて、食生活を改善することが予防の第一歩だ。(玉崎栄次)

 ◆60代で5人に1人

 骨粗鬆症は、骨密度が低下し、骨折のリスクが増える病気。カルシウムやビタミンD、Kの欠乏、運動不足などが原因とされる。

 女性ホルモンの影響などにより女性患者は男性の3倍以上。日本骨粗鬆症学会などがまとめた「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン」(平成27年版)に基づき試算すると、骨粗鬆症(大腿骨頸部)を患う女性は、60代で5人に1人、70代で5人に2人、80代で5人に3人と高齢になるほど増えていく。

 「痛い!」。熊本県玉名市の女性(82)は2年前、自宅で夫を介助中、腰に激痛が走り動けなくなった。病院へ行くと骨にひびが入っていた。検査したところ、骨密度は同世代の平均値の半分以下。「医師からは『長年の食生活が原因』といわれた。確かに魚や牛乳をあまり口にしていなかった」と振り返る。

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