中国がスウェーデン人男性を拘束「国家安全に危害の疑いで強制措置」、女性弁護士も政権転覆罪で逮捕

 【北京=矢板明夫】中国の人権問題の改善に取り組む国際人権団体「中国で早急に行動する作業部会」に所属するスウェーデン国籍の男性が中国の治安当局に拘束されたことが、13日までに明らかになった。中国当局はこれまで国内で活動する中国人弁護士や人権活動家に対する締め付けを強化してきたが、外国人の拘束も最近急増している。

 北京の人権活動家によると、男性は1月初め、北京の空港で何者かに連行され、同行した中国人女性とともに行方不明となったという。中国外務省の洪磊報道官は13日の定例記者会見で男性について「中国の国家安全に危害を加える行動に及んだ疑いがあり、強制措置を取った。調査中だ」と述べ、拘束を認めた。

 中国当局は昨年から今年にかけて4人の邦人をスパイ容疑で拘束したほか、米国人女性実業家など多くの外国人を拘束した。

 また、昨年7月に拘束された北京の女性人権派弁護士、王宇氏とその夫で、人権活動家の包龍軍氏が国家政権転覆罪で正式に逮捕されたことも13日分かった。支援者によると、2人は天津市内にある留置場に別々に収容されているという。

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