阪神大震災21年

「バケツにレジ袋で簡易トイレ」神戸の知恵盛り込んだ防災ゲームを制作 明石高専「防災団」

「明石高専防災団」が制作した防災が学べるボードゲームで遊ぶ小学生ら=神戸市中央区(井上浩平撮影)
「明石高専防災団」が制作した防災が学べるボードゲームで遊ぶ小学生ら=神戸市中央区(井上浩平撮影)

 阪神大震災の教訓と防災の知識を楽しみながら学んでもらおうと、明石工業高等専門学校(兵庫県明石市)で民間資格「防災士」を取得した学生らのグループ「明石高専防災団」が、ボードゲームを制作した。さいころを振って盤のマス目をコマで回り、防災グッズなどが書かれた手持ちのカードで災害を克服しながらゴールを目指す。生徒らは「楽しみながら防災意識を高めてもらいたい」としている。

 同校では平成26年度から、1年生の必須科目の一つが、NPO法人「日本防災士機構」(東京都)が認証する「防災士」の受験対象科目となり、資格を取得する生徒が増加した。

 27年7月、2年生の有志が地域の防災活動に取り組むグループを結成。防災の知識を広めようとボードゲームの制作を思いつき、8月から阪神大震災の被災者への聞き取りなどを実施し、12月に完成した。

 ゲームは、大災害が発生した後、二次災害を乗り越えてゴールの避難所を目指すという設定で、「SECOND HAZARD」と命名。

 阪神間の地形をイメージした海と山に挟まれたマップボード上にコマを置き、サイコロを振ってマスを進める。余震や津波といった二次災害が発生すると、「アルミシート」などを描いた「防災グッズカード」や、被災者の経験を記した「神戸の知恵カード」を使って切り抜ける。

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