ビジネスの裏側

爆買い需要や美容男子も取り込め…化粧品は着る時代!? 繊維各社が続々新商品

爆買い狙う戦略

 その狙いは国内で化粧品を大量に買い込む中国などアジア圏からの訪日客だ。「ラフィナン」は、訪日客が集まるドラッグストアや百貨店の化粧品売り場で展開できる利点があり、うまく販路を広げられれば爆買いを取り込みやすくなる。

 また、「男性用はないのか」との問い合わせが増えていることを受け、帝人は年内にも「ラフィナン」の紳士肌着を投入する計画だ。中高年世代を中心に、美容を意識する男性は増えている。アンチエイジング(抗加齢)市場は今や女性だけのものではなく、帝人は「手間暇をかけず、着るだけでスキンケアできる商品はむしろ男性に広がる可能性がある」と期待する。

 一方、グンゼも訪日客への販売を増やすため、一部店舗で中国語版の店内広告を掲示し始めた。大阪・ミナミの免税店「ラオックス大阪道頓堀店」では、この取り組みなどが奏功し、中国人観光客を中心に1カ月で300足ほど売れる人気商品になっている。

 グンゼの担当者は「美容を意識した機能素材は、見た目や少し触れただけでは分からないのが難点。特長をよく理解してもらうことが購入を決めるプロセスに欠かせない」と説明する。

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