ビジネスの裏側

爆買い需要や美容男子も取り込め…化粧品は着る時代!? 繊維各社が続々新商品

【ビジネスの裏側】爆買い需要や美容男子も取り込め…化粧品は着る時代!? 繊維各社が続々新商品
【ビジネスの裏側】爆買い需要や美容男子も取り込め…化粧品は着る時代!? 繊維各社が続々新商品
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 化粧品を着る時代がやってきた。帝人グループは身につけることで肌荒れを防ぎ、皮膚に潤いを与える新素材を開発し、今春、国内初の肌着の化粧品として発売する。繊維各社はスキンケア機能をうたう衣料の開発に乗り出し、美容成分を使った肌着やストッキングの発売が相次ぐ。訪日外国人の爆買い需要も視野に入れ、業界では「機能性肌着市場が一服するなか、新たなヒット商品に育つかも」と期待されている。(田村慶子)

開発合戦

 帝人子会社の帝人フロンティアが開発したのは、新素材「ラフィナン」。着るだけで肌荒れを防ぎ、肌に潤いを与える機能を特長としている。肌着では国内で初めて、医薬品医療機器法(旧薬事法)に基づく化粧品の分類で販売できる。

 30代以上の女性を狙って肌着などに製品化し、デサントが今年3月に発売するヨガなどのスポーツウエアにも採用された。

 新素材に配合しているのは、健康な肌に近い弱酸性の化粧品成分「リンゴ酸」。特殊なポリエステルにリンゴ酸を染み込ませ、レーヨンや綿などと組み合わせて生地にしており、洗濯しても効果が繰り返し発揮できる。

 この新素材には、汗をかいたり、乾燥が続いたりするとアルカリ性に近づく肌の表面を弱酸性に保ち、細菌を繁殖しづらくする効果がある。肌荒れの原因となる乾燥も防ぐという。

 スキンケアをテーマにした衣料をめぐっては、繊維各社が製品を相次ぎ投入し、さながら開発合戦の様相を呈している。

 クラボウは一昨夏、化粧品に使われる清酒のうまみ成分を含ませた繊維を開発した。肌の潤いを保つ効果が期待できるとして「素材を使った婦人用デニムパンツの販売が好調」(広報担当者)という。

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